広島型お好み焼きに挑戦
つい4か月前は広島型お好み焼きにお世話になり、鉄板付きカウンターに座り何度も焼き方を見ていたのにもかかわらず、焼き方を忘れかけてきました。
最近、こちらで広島型のお好み焼きを出していた店を見つけまして、食べてみたのですが、何とも言えない「圧倒的これじゃない感」にさいなまれてしまったのであります。新手のホームシックかな?
「上のせんべいは固く焼いて」(この点は、広島でもいろいろな流儀があります。私は固いのが好き。)
「キャベツの千切りはもっと細く」
「野菜はもっとじっくり水分を抜いて」(上記二項は共通)
「ていうか、クレープの上に野菜乗っけても水分とれないよ?」(この点どうでしたっけ?)
「てか、うどん玉ってないの?」(広島以外だと、広島型というのは、(中華)そばが入っているお好み焼きだと思われている。私もそう思っていた時期がありました。)
などなど。(言ってませんよ?念のため。いや、うどん玉については言ったなあ。)
そして、その店で食べてからずいぶん後、ついに私の内なる声が!!「焼いてみたい」
さすがに、その店で「焼かせろ」とは言えませんでして。ですが、近くの別の鉄板焼き屋さんで、しかもセルフでやらせてもらえる店を見つけましたので、ちょっと挑戦してみました。(ちなみに、先のお店、日本酒が充実していましたし、メニューも結構面白いものがそろっていました。この点、不満はないです。また行きたいです。ちと遠いですが。)
さて、セルフで焼けるお店ですが、ちと高かった。普通の豚玉800円くらい。スペシャルだと税込みで1000円超えます。自分で焼くのに...店の人に焼いてもらうことが多いための手間賃なのでしょうか?
ちなみにそのお店、関西型だと豚玉で500円くらいです。広島では、私がよくごちそうになったお店では普通の豚玉が600~750円くらい。焼いてもらえます。というか焼かせてもらえません。(「焼かせてくれ」といったことはないですけどね。)
美味しい広島型を目指して、一生懸命焼いてみるのです。実は、見よう見まねのファーストトライです。
材料はこんな感じ。
気合、入れて、焼きます!!
まずはクレープづくりですね...早速の圧倒的失敗した感。なんか意外と粘り気が濃い。あるいは鉄板が熱すぎた?そのため薄く延ばして作れなかった。
ほぼ同時にキャベツともやしを鉄板にです。
クレープが適度に固まってきたら、キャベツの上へ。
さて、ぺちゃんこになるまで待ちますよ...
...
...
10分くらい待ったのですが、ぺちゃんこになかなかならん。ここらへんで我慢できず、こてでつぶしてしまいました。ううう(TT)(この工程も、店によって流儀があるようです。圧力掛ける派、掛けない派)
ここらあたりから私に余裕がなくなり、写真が取れなくなっておりました。
つぶした後、上のものをひっくり返します...案の定、野菜がばっちらかるです。さて、かき集めかき集め。
この辺で豚バラを焼きはじめ、さらに切ってしまいます。色が変わったところで野菜に乗っけました。さらに、ここで鰹節、紅ショウガなど、薬味などを振りかけます。
本来は、この野菜の上に粉を水に溶いたやつをかけておくのですが、省略する。というか省略していいんじゃなかろうか?(実際、やっていない店がある気がします。)
適当なところで麺を鉄板に...あれ、結構多いかな、というか結構太い気がする。ちなみに、店にある作り方指南では、「麺にソースを」とか書いていましたが無視しました。(もともと、私、あまり濃い味付けは好きではありません。)
これを先のお好み焼き本体に乗っけますよ。
さて、卵を鉄板へ。本来は黄身は割っておくんですが、割らずにやってみる。(後で後悔しました。)
そして、先ほどのそばを乗っけたお好み焼き本体をひっくり返しながら卵のところへ、きっと重さで黄身が割れるはず...割れねえよ。おい。
結局、あまりうまくいかなかった。まあ、見よう見まねで、しかもちょいちょい自分のオリジナルをぶっこんで、常にお好み焼きを出している大将女将と同等のものができるわけはないのかもしれません。しかし、
あの時の味の再現が、一部分だけとはいえ出来た気がする。割とうまく言った部分、というかとてもうまかった部分があったのです。
少なくとも、「自分で焼いてみる」に対する自分なりの最初の回答がある程度はできたと思ったのです。ですが、出来に不満があるのも事実です。また広島に伺って、大将女将の技を盗みに出かけるのであります。
あと、ソースかけ忘れました。でも、それも良かったかも。なんか、調味料を付けまくるよりも、なしの素のままというのも良いと思いますよ。
さて、広島型、これ、どう考えてもホットプレートでは難しいよな。せめて、関西型が3~4枚一気に焼けるような広さの鉄板でなきゃ無理だよな。クレープ、野菜、麺と同時に焼く必要があり、1枚焼くのに最低2枚分のスペースが必要なのです。
そういえば、広島でお世話になっていた店のアルバイトのおねえ、いや、娘さん「別の店でもアルバイトしてますが、その店のテーブルの鉄板が薄くてすぐに焦げる」とかおっしゃっていたのであります。関西型も広島型も、家で本格的鉄板で焼ければ...ということで鉄板焼き用の鉄板を検索してみたりしたのであります。で、こんなウェブサイトを発見いたしました。
手に入れるのはまた先のことと思いますが、ぜひ家でやってみたいのであります。