コリン君の日記

私が食べたり飲んだり見た色々な物事を適当に紹介する日記です。

みおフォン

やはり買ったか。澪フォンを買った訳ではありませんが。無理です。ちょっと出せません(><)
 先週、ヘッドフォン購入のため秋葉原に行ってきました。石丸電機の本店。ここも、たくさんの種類のヘッドフォンがありますね。種類が多いといろいろと迷ってしまいます。
 さて、ヘッドフォン売り場よりもさらに奥には、ラッパ付きのスピーカが(フロントロードフォンって言え(><))。これって確かアヴァンギャルドの…実物を見るのは初めてなのでびっくりです。値段を見て2度びっくり。一生持てそうにないスピーカですね。でも、このようなスピーカで「Art of Life」や「優しい忘却」を鳴らしてみるとどんな音で鳴るんだろう。云十年後にはやってみたいですね。
 kBT、基本的に音楽はスピーカーで聴きます。ヘッドフォンはPCなどに入っている音源などや、移動中に聴く為のもののつもりです(でした(..;))。ですので、あまり高級品に手を出すつもりは...というところです。ということで予算は15000前後。十分高級品じゃねえかという突っ込みはとりあえずなしというところで(^^)。
 さて、今回私が連れて行った視聴ディスクは2枚。(他にも連れてはいったんだけど結局使わずじまいのものが多数(..;))1枚目はモーツアルトブラームスクラリネット五重奏曲。演奏はA. プリンツクラリネット、ヴィーン室内合奏団です。このディスクは、kBTが15年以上も聴き続けた一枚です。この演奏で幸せを感じないスピーカは最初から除外する。2枚目はテンシュテット-ロンドンフィルによる「マーラー交響曲第5番」。HQCDによるものです。大オーケストラがどんな感じでなるかを聞いてみたかったためこれをチョイス。狙いとしては、音色はどちらかというとマイルドな優しい方向、楽器の音色がしっかりと把握できること、高音がしっかり抜けること、など。まあ、音色は柔らかく、ただしぼけないこと、というところでしょうか(柔らかくて固い音って言ってる気がする)。スピーカ選びなどと基準は変わりません。インナーイヤーなどよりもオーバーヘッド型の方が装着とかに神経を使わなさそうなので、オーバーヘッド型で選んでみました。
 さて、値段の下の方から聴いてみたのですが、私自身の印象としては15000以下のクラスでは密閉型の方が、これ以上ではオープン型の方が好印象でした。15000以下でのオープン型は、抜けに関してはまあいいとして、どうも音が固い印象が…シンバルや金管はうるさめ。ここのところ、密閉型はそのうるささがおさえられた印象です。それに対して、15000以上になると、密閉型の方はなんか詰まった感じの印象がするのに対し、オープンの方は開放的な音の特徴はあるとして、音が聴きやすくなった印象を持ちました。総じてオープン型は明るめ、密閉型は暗め。
 AKGについては、例のヘッドフォン読本にて知るところとなりました。もちろん今回の候補の1つです。AKGのシリーズを下位機から試してみましたが、どんどんよくなっていたことが、私の耳でもわかりました。値段はどんどん上がっていますが、それに対する音の、特に楽器の分離がどんどんよくなっているのを、僕の耳でもわかりました。シンバルも高位機の方がうるさくなく自然に聞こえます。
 で、「秋山澪が使ったヘッドフォン」(AKGのK701)ですか、っていうか何で、こんな高級なヘッドフォンを使ってるの?(??)とりあえず、お父さん(お母さん?)がオーディオマニアだからだってことにしておこうっと。(ちなみに、購入時には「けいおん」にはノータッチ。)ところで、この1シーンだけで、ちょっとどころではない「現象」が起こったようですね。K701が売り切れ…いくら自信作とはいえ、さすがにあの音楽の国のメーカーの人々もこんな現象になるとは想像もしていなかったのでは?「けいおんとヘッドフォン」なんていうヘッドフォン評論本も出そうだな。出たら買おう(←えっ?(・_・;))。これを契機に、アニメソングもさらに高音質に録音されるというような二重現象なんかあるといいな。
 ということで、せっかくなので、これも含めて高級品も聴いてみる…このAKGを聴いてみて思ったこと、まじで金無くてよかった。選んでしまうところだった。室内楽でも大オーケストラでも音像はもっとはっきりしてきました。シンバルや金管もうるさくありません。低音から高音までバランスがよく、聴いてて疲れません。欲しいです。80000円近くします。買えません(TT)。でも、値段差分は違うんじゃ?ところで、密閉型の最高レベルを聴くことを忘れてしまいました(><)もったいない。ハイエンドレベルを聴けば、密閉型の印象も多少変わっただろうに。
 で、結局選んだのがAKGの「K530」。21800円也。普通に予算超過(..;)。15000レベルとこのレベルでは、kBTにとって値段差レベルを感じてしまいました。それに、デザインもきれいだし、これを選べば後悔はしないかな、ということで決めました。本当はこれでも満足はしていない。このレベルまでくるとなかなかよいのではありますが、シンバルの音が少々固い(きらびやかすぎると言った方が正確か?)というかなんと言うか。もう一ランクあげたらシンバルもだいぶおとなしくなるように思いましたが、予算超過に過ぎるし、それを購入できるお金を持ってきてなかったし…まあいいや、贅沢言うと本当に「澪フォン」でないと満足できなくなってしまうわけですから。エージング(調教とも言う)してみて、うまくやってみますか。
 これを、MacBookで聴いてみましたが、やはり音の分離はすばらしいです。前段落でぐだぐだ書きましたが、やはり買ってよかったと再認識しております。「帰り道」(加藤英美里さん)をYouTubeで聴いたのですが、前回までのイヤーフォンと比べて全然別次元(そうでなければ困るのだが)、普通に細かい音、伴奏の裏打ちとかが耳に飛んできたので、びっくりというよりも唖然としてしまいました。よい買い物をしたと嬉しく思っています。
 さて、留意すべき一項目を普通に忘れていた。音漏れ。オープン型は音が漏れることをすっかり忘れていました。しっかり聴こえれば、あまり大きな音を出さなくてもよいつもりですけど。電車の中での環境では音漏れは気になるかな?迷惑がかからない程度で実験してみますか。

 ただいまDCD-790とPMA-715R(ともにDENON)と、本機K530を使用して「わが祖国(クーベリック-チェコフィル。1991年、サントリーホールでのライブ)」や「ブルックナー交響曲第9番(シューリヒト-ヴィーンフィル)」などを聴いています。大分高音の刺激的な音は角が取れてきました。聴きやすくなった。どんどんよくなってます。エージング完了のころにはどんな音に熟成しているか楽しみです。

しかし、長く書きすぎた…(。。;)